「大好きなおじいちゃん」(ベルコ千歳のお葬式エピソード)

この仕事に携わらせていただくようになって、数多くの悲しみに触れ、様々なお 葬儀を経験し、誰一人として、同じではない人生を送られた方々のお見送りをさせ ていただきました。
ご生前から存じ上げていた方や、妻の親族のお葬儀も担当させていただきました。 その中に於いて、「特に心に残ったお葬儀を」となると、どれか一つを選ぶのは非常 に難しいのですが、振り返ってみると、私自身の身内の不幸は一度しかなく、私に とってな大事な経験でしたので、その時のお話をさせていただきます。
私の家は、北空知の妹背牛という町の米農家でした。親戚縁者は現在でも皆その 周辺に住んでおります。離農して町を離れることになった際、北空知に住んでいな い唯一の親戚を頼りに、千歳の地に居を移しました。その親戚こそが、私が送らせていただいた方です。ここでは仮に、昔からの呼び方で、「おじちゃん」とさせてい ただきます。

千歳で育った私にとって、家から歩いて5分も掛からず、夜は祖父母と晩酌しな がら麻雀を楽しむ「おじちゃん」は、子供の頃から本当にお世話になった方です。 私が中学に上がる頃までは、その「おじちゃん」の家で毎年開かれていた、親族が 何十人も集合しての新年会、百人一首大会に参加するのが、正月の恒例行事でした。

面白いことをするのが大好きで、自宅のお風呂をTV付きのものにしたり、陶芸 をしたり絵を描いたり、岩内町には別荘を、年月をかけて自分で建てて、温泉を掘 ったりと、いつも憧れを特って話を聞いていた事、今でも覚えています。

そんな「おじちゃん」でしたから、職場でも大変慕われ、私が家を尋ねると、職 場の皆さまが年齢問わず遊びに来られていたり、ご旅行に行かれたりされてました。 しかし、病には勝てず、平成23年の1月に他界致しました。 亡くなる前日に、よ うやく病院から自宅に戻れて、手塩にかけた自慢の庭を眺めていた矢先、トイレで 倒れ、緊急入院をしました。その時から私も面会をさせていただいたりと動いていたので、担当をさせていただく事になった際の精神的、肉体的な疲労は倍以上に感じました。

私達は普段、ご他界されてからご連絡を頃き、支度を整え向かい、その時からの3 スタートですが、そこに至るまでの時間やストーリーがあるという事、何日も寝て いない皆様の疲労などを経験することが出来ました。

温泉が大変お好きでしたので、お湯灌は、浴槽を用いて全身を洗ってあげられる バス湯灌を、温泉の素を入れて行い、式場での想い出のお品の展示には、職場の皆 様とのお写真や、家族、親族とのアルバムの数々、ビールが好きで、それを美味し そうに飲む光景を思い出し、棺の蓋を閉じる前に、お口元にビールを含ませてと、 想い出から来る発想と、経験からの引き出しをフルに使い、送り出すことが出来ま した。

二の方法が最善で、間違いないというものは無く、お一人お一人の人生をよく見 つめ、その故人様にとっての最高のお見送りが出来るよう、今後も経験を積み、想 いを形にする力を養い、励んで参ります。

株式会社マリアージュインベルコ千歳支店
このエピソードは、2019年自社出版の
『人生の卒業式 敬愛の心で悔いのない特別な人生の卒業式をお約束いたします』から抜粋したエピソードです。

ベルコ千歳では、
人の死・自らの死を通して「今を素敵に生きる」を考える「終学」に力を入れています。

毎年、日本では2万人もの方が自ら命を絶ってしまいます。人の死とそれに直面するご家族様、ご親族様と向き合ってきた私達は、いつしか自分自身の人生も大切にするようになりました。

ベルコ千歳では、
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