「心に残ったお別れ」(ベルコ千歳のお葬式エピソード)

平成 19年8月2日、午前11時、「依頼が入りました」と、会社から私に入った」 本の電話、すぐに会社の事務所に戻り、依頼書を確認したところ、依頼人の欄には 祖父の文字が……、一瞬、亡くなられたのは「子供さん」との思いが頭をよぎりました。
その思いのまま病院へ、霊安室に入ると可愛い可愛い小さなお子様が、すやすやと眠っているかのようでした。
小さな体をストレッチャで搬送するには、余りにも忍びなく、お母様に抱っこし てもらってご自宅へお戻りになっていただきました。
小さなお子様用のお布団にご安置、込み上げてくるものをこらえながら、お参りの準備を整え終わると、ご親戚の方々もお参りに駆けつけ始め、お寺さんの枕経、そして葬儀の日時等が決定し、家族の方々だけのお時間とさせていただく為に、打 ち合わせ等は翌日にさせていただきました。
翌日、午前中に打ち合わせ等を終わり、お体の状態から夕方にお湯灌、ご納棺を させていただくことになり、専門家にお願いしようかとも思いましたが、何分一歳 半のお子様です。
大切なご儀式は「ご家族皆様の手で」との思いから、お勧めしましたが、家族の 皆さんにとっても初めてのこと、不安でいっぱいのお気持ちから「無理です」との お言葉が返ってきました。
でも私は「家族皆さんの手で」どうしてもやっていただきたく、「私がついている から大丈夫ですよ」とお話しし、安心感を持っていただいてママを中心に湯灌、 ご納棺をしていただきました。
枢の中に納められた小さなお体、今でもその光景を思い出すと辛いものを感じま すが、その時の家族の皆様の心情には計り知れない辛さがあったことと思います。
翌日、式場へと向かう小さなお棺を乗せた白い霊柩車の車内には、アンパンマン の切り抜きをドライバーが貼ってくれていたのには私自身驚かされました。
お通夜、ご葬儀と無事に終わり、一週間に一度お参りにお伺いをさせていただく 中で、いつもお線香立てがきれいになっていました。
4歳になるお姉ちゃんが毎日お掃除をしているとのこと。弟を思うお姉ちゃんの 気持ちに感動するとともに、家族を思う大切な気持ちを学ばさせていただくことが できました。
9日法要も終わり、あまり顔を出すと辛いご葬儀を思い出すのではとの思いから、ご無沙汰をしていましたが、一周忌法要のご案内があり、お伺いさせていただいた 際、お母様はお仕事に行かれているとのことで、お会いすることはできませんでし たが、まだまだ辛い気持ちが癒えない中、残された二人の子供さんの為に、前に向 って歩み始めたお母様に、頑張れと応援をさせていただきます。
また、平成28年9月6日の北海道胆振東部地震の際には、心配のメールを早速にいただき、ありがとうございました。
株式会社マリアージュインベルコ千歳支店
このエピソードは、2019年自社出版の
『人生の卒業式 敬愛の心で悔いのない特別な人生の卒業式をお約束いたします』から抜粋したエピソードです。

ベルコ千歳では、
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毎年、日本では2万人もの方が自ら命を絶ってしまいます。人の死とそれに直面するご家族様、ご親族様と向き合ってきた私達は、いつしか自分自身の人生も大切にするようになりました。

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毎年日本では2万人もの方が自ら命を絶ってしまいます。人の死とそれに直面するご家族様、ご親族様と向き合ってきた私達は、いつしか自分自身の人生も大切にするようになりました。もし、私達の取り組みが、あなたにとって今を生きるための知恵や活力になれば幸いです。

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